ACT 43 大学院生活の締めくくり
さくらサイエンスプログラムあれこれ
こんにちは, やっと一息付けた佐藤です.
修士論文公聴会が終われば,何もすることはないだろうと思っている皆さん.
そんなに甘くはありません.
私は2/27~3/3にかけて,さくらサイエンスプログラムで招待した中国の東北電力大学の学生のサポート(サポートされていたのは私の方かもしれませんが)および交流をしていました.
東北電力大学とは2年前に私がサマープログラムで訪問した大学です.
今回,山形大学工学部に来た中国人学生は10名で,話によると応募倍率が高かったため,各学科の上位陣らしいです.
通りで英語が堪能なわけです.
私のいんぐりっしゅでは話になりません.
先ほど述べた私の方がサポートされていたという真意はこのことです.
このようなプログラムの度にもっと英語を話せるようになりたいと思いますが,なかなか上達しないですね.
地道に精進します.
さて,前置きが長くなりましたが,今回のプログラムのメインテーマは「雪」です.
東北電力大学がある吉林市では極寒ですが,雪が降らない地域なので,「雪」がテーマになっています.
「雪」と言えば,我々の研究室の専門です.
最後の講義では,安原先生から「豪雪地帯における雪とはどのような存在なのか」というレクチャーと共に,本研究室の簡単な紹介がありました.
その後,学生間で克雪利雪について議論し,雪の持つエネルギーの計算も行いました.
みんな雪の持つエネルギーの大きさに驚愕していました.
また,B4の川口君もサポートに入り,無事,国際交流デビューを果たしました.
話は前後しますが、我々は新庄市にある雪氷防災研究センターにも訪れました.
この施設は同様の雪氷研究施設では世界最大級で,人工的雪を降らせることができる施設です.
なので,各研究機関と提携し,年中,雪の研究や雪害の検証を行っています.
朝早くでしたが,みんな興味津々で説明を聞いていました.
中国人学生は米沢市で除雪車を実際に見たり,除雪にかかる年間費用を聞いたりしたそうで,非常に有意義なプログラムを過ごしていたそうです.
日中の真面目なプログラム以外は,実際,みんなでわいわいがやがや楽しんでいました.
もちろん(?)ドリンキングパーティもしました.
彼らはホームステイもしていたので,十分に日本を満喫できたそうです.
最終日,駅まで見送りに行きましたが,中国人留学生がホストファミリーと再会した時に泣いているのを見て,こちらも応えるものがありました.
過ごした時間は短いけれども,やはり別れは悲しいものです.
でも彼らにとって代えがたい経験になったと思います.
私自身この2年を振り返ってみると,意外と国際交流プログラムに参加したんだなと思いました.
結構大学院生活を満喫しましたが,まだ春休みが残っているのでもう少し学生生活を楽しみます.
Tsubasa.S 2019/03/04